製作支援ツール紹介
フリーソフトのみ載せています。
またMUGEN用でないソフトは公開先のリンクを載せていません。
誤りや載っていない便利なツールがあればお知らせください。
テキストエディタ
メモ帳もテキストエディタの一つですが、メモ帳より便利なテキストエディタがWEB上で数多く公開されています。
一つ使っていれば十分だと思いますが、その中でもMUGEN用としてはサクラエディタ、UnEditorがオススメです。
なぜメモ帳のままではなく上記の2つをオススメするのかと言うと、
もとに戻す&やり直しがほぼ無限回可能であることと、
強調表示(簡単に言うとステコンやトリガーの文字色などを変更)によるミススペルのお手軽な防止をする事ができ、
そのための設定ファイルがネットで公開されており手軽に設定することが出来るためです。
サクラエディタとUnEditorをオススメするその他の理由(必要なければ使う必要も無い機能ですが)
- 正規表現による改行を含めての検索&置換が可能(使える正規表現はそのエディタのリドミ参照)
- メモ帳では改行されない一部のキャラのファイルでも改行されて表示
- 矩形選択機能(文章では分かりにくいですが、選択範囲を長方形に出来る)
- ファイル比較(DIFF差分表示、文字列比較)
- Grep検索(フォルダ内全てのファイルから検索可能)
- タブ化可能
サクラエディタとUnEditorのそれぞれの特徴
個人的にサクラエディタとUnEditorを比較すると、
サクラエディタの方が機能が多く、
UnEditorの方が見やすいといった印象です。
(自分は主にサクラエディタを使っているのでサクラエディタのほうが説明が多いです)
サクラエディタ
-
F11キーでアウトラインを表示する事が出来ます。
なお、
タイプ別設定
→スクリーンタブ
→アウトライン解析方法
→ルールファイルに自作したルールファイルを設定すると↓のように表示出来ます。
ルールファイル例を置いておきます。
どちらかを右クリックから名前を付けて保存してください。
type分けルールファイル | state分けルールファイル
type分けはstatedef>type>triggerの順に階層化し、
state分けはstatedef>state>triggerに階層化します。
2つに分けている理由は、解析するファイルの上から出てきた順に階層化するため、 statedef>state>type>trigger と正しく階層化できないためです。
(statedef直下でtypeを指定していると先にtypeを階層化してしまいstateをほぼ無視する。)
ルールファイルの作り方については アウトライン解析[制作日記] をご覧下さい。自分で調整できたほうが便利だと思います。
また、アウトラインは▼マークをクリックして選択するとドッキングさせることもできます。
左にドッキングさせると↓のようになります。(どれも下記のニシヤス氏の設定ファイルを適用しています。)
(ドッキング配置をタイプ別継承にすると、MUGEN用(設定した)ファイル以外ではアウトライン表示されません。)
state分けルールファイルの場合
cnsファイル表示
cmdファイル表示
type分けルールファイルの場合
cnsファイル表示
cmdファイル表示
- インクリメンタルサーチ(1文字入力するごとに随時検索する)
- 自動バックアップ(削除ファイル復旧ソフトでもお手上げな上書き保存での失敗にも対応できることがあります)
マクロ機能
マクロ機能とは一定の動作を自動化できる機能です。
試しに選択した行の行頭に「;」を入れて複数行でもコメントアウトするマクロと、
選択行の行頭にある[;]を削除し解除する2種類のマクロを作ってみました。
Comment.js 、 CommentUndo.js
(右クリックメニューからファイル保存してください。)
導入方法などはファイル内に書いてあるので、サクラエディタにドラッグ&ドロップするなどして開いてください。
何かあれば右上のCONTACTから連絡してください。
他のMUGEN用としては、drab氏がサクラエディタ用の入力支援マクロ[制作日記]で公開されているマクロがあります。
このマクロはステートコントローラーを選択した状態で使用すると、そのステコンのほぼ全オプションを自動で入力してくれます。
-
強調表示
サクラエディタのMUGEN用設定ファイル(ニシャス氏)(2012/11/17更新)
この設定ファイルで他に設定されているもの
- ステコンやトリガーの説明を表示
- 単語補完機能
- アウトライン(2012/11/17更新により)
UnEditor
- Grep検索とファイル比較画面が見やすい。
- 画面を左右に分割し、それぞれファイルを開ける。
- 複数ファイルの一括置換機能
-
強調表示
UneditorのMUGEN用設定ファイルを公開されているLycoris氏のブログの記事テキストエディタのすすめ[神なき世界に人はみち]
参考:
ツール紹介「UnEditor」[ネームレスゼロ ~MUGEN島~]
SFF・AIR(・SND)編集
SFFファイル、AIRファイルを視覚的に分かりやすく編集するために必須のツールです。
過去ではMCMが有名でしたが、バグがあったり、pcxファイルのみしか取り扱えないなど不便な面があります。
現在は以下の3つがおすすめされると思います。
SffAirEditor(SAE):DL先→
SAE置き場
SFF・AIR・SNDを編集できる。
日本製なので扱いやすい。
ファイルサイズと処理の軽量化にあるように、スプライトの余白削除やパレットの共有化、sndファイルの軽量化などをSAEのみで可能。
その他にも様々な機能があり、
SAEで出来ることまとめ [神なき世界に人はみち]にまとめられている。
初期状態ではpcxファイル、bmpファイル、gifファイルを扱える。
pngファイルは扱えないが、pngファイル用のSusieプラグインを
SAE本体と同じフォルダに置き、
SAEの設定で「Susieプラグインを使用する」にチェックを入れることでpngファイルも使用可能になる。
ただし、Susieプラグインで対応させた形式の画像は予め256色以下に減色しておかないとエラーを出す可能性あり。
また、ある程度はスプライトを
SAEのみで加工可能。
Fighter Factory 3:DL先→
Fighter Factory 3
アメリ氏のブログでの紹介記事
Fighter Factory 3 beta 8.4 language ja-jp 日本語設定ファイル[絶対許早苗豆腐]
Fighter Factory 3 RC1 (3.0.1000) 3/14 updated![絶対許早苗豆腐]
長所は新MUGENで利用できるSFF2に対応。
また上記のリンク先で日本語化ファイルも配布中。
FFやFFUの新バージョンである。
SFFAIRMaker(SAM):DL先→
2500loops
SFF・AIRを編集できる。
SNDは同作者の
SndEditorで編集可能。
SAEと同じく日本製なので扱いやすい。
MCM
昔からあるツールでは使い勝手がよかったため、以前からある制作指南サイトなどでオススメされているが、
バグでデータが飛ぶ事があったり、最近のツールに比べて機能が少ないなど、
新たにMUGEN製作を始める方にはオススメできない。
下手にMCMを使用して慣れてしまうより、上記のSAEやFF3などを最初から使うことをオススメする。
SNDファイル編集
SndEditor:DL先→
2500loops
2015/9/30 上記の公開サイトは閉鎖中ですが、改変・再配布であるため、検索することで再配布しているサイトが見つかります。
パレット共有
SffAirEditor(SAE):DL先→
SAE置き場(スプライトリストで範囲選択→右クリック→拡張→パレットを統一)
GraphicsGale
PmpClean:DL先→
2500loops
2015/9/30 上記の公開サイトは閉鎖中ですが、改変・再配布であるため、検索することで再配布しているサイトが見つかります。
Unify-Bitmap :DL先→
MUGEN中学校→まずはじめに
テキスト検索・置換ソフト
Devas
- 文字列を指定フォルダ内のファイル群から一括して検索可能。
- 検索対象の文字列は正規表現を使用可能
- 指定拡張子or指定文字列を含むファイルのみ検索対象にしたりサブフォルダも検索対象に含めることが可能。
- 検索結果の中から指定したもののみを置換することが可能。
- サクラエディタのGrep検索には置換機能がないためDevasの使用がオススメ。
-
また、「オプション」の「外部エディタ」に
サクラエディタのインストール版なら「sakura "%p" -Y=%l -X=%c」を選択
(自分はインストール版は未確認なので間違っているかもしれません)、
zip版なら場所(パス)を指定した後ろに「 "%p" -Y=%l -X=%c」を入力、、
UnEditorならパスを指定した後ろに「 "/I=%p=%l"」を入力してやり、
外部エディタで開くにチェックマークをつけると検索時に検索結果をクリックすることで、
サクラエディタなら行と列、UnEditorなら行が選択された状態でテキストが開かれる。
音声加工
SoundEngineFree
wpaseri
wavy
減色
Padie
Yukari
PictBear
JTrim
PadieとYukariは特に綺麗に減色できると評判だが、起動自体が相性で出来ない事があるとの話あり。
Padieは256色以下の画像を減色しようとすると落ちる。
Yukariは一括減色できないと思われがちですが、同梱されているBlastPNG.exeを使用することで可能。
(環境によってはYukariは起動可能だがBlastPNGが動かないという話もあり。)
画像の拡大縮小
GIMP
PictBear:「色域指定が超便利。背景色作ったり素材に使ったりと大活躍」との声
edge
JTrim
ドット絵
EDGE
GraphicsGale
参考:
ドット打ちツール[ネームレスゼロ ~MUGEN島~]
画像の保存形式の変更
SffAirEditor(SAE):DL先→
SAE置き場(スプライトリストで範囲選択→右クリック→ファイルへ)
IrfanView
3D関連
Metasequoia
3Dモデル製作ツール
3D系としては個人的に操作が簡単で、講座なども充実しているように思えます。
ただ、3Dモデルを作る事はできますが、
画像化(レンダリング)する機能は簡易のものしかありません。
出力ファイル形式に対応している別途ツールが多いので、
本格的に使うなら組み合わせると便利かも。
引用元:MUGEN製作用、便利なツールまとめ[ネームレスゼロ ~MUGEN島~]
Blender
3DCG製作ツール
モデルの製作はもちろん、レンダリングやアニメーションなど、
3D製作に必要な一通りの機能は全て備えた高機能ソフト。
ただし、操作感が独特なのと高機能ゆえに色々できるので、
最初はちょっと取っ付き難い気がします。
引用元:MUGEN製作用、便利なツールまとめ[ネームレスゼロ ~MUGEN島~]
デバッグ用
対戦中のプレイヤー情報(ヘルパーや変数など)の一覧表示
窓無限の十徳ナイフ:DL先→
MUGEN凶悪キャラ制作について語るスレ >>132
クリックで原寸大画像を開きます。
各ウインドウ位置は自由に移動でき、MUGENを表示するウインドウ以外は大きさも自由に変えられます。
画像はver1.02のものですが、ver1.03からplayer/helper一覧をExplod一覧、projectile一覧に切り替えられます。
Explodは50個ずつ、Projectileは所有プレイヤー毎に50個ずつ表示されます。
ver1.06から指定したトリガーの値を監視し、特定の値を検知した際にmugenの動作を一時的に停止させる機能が追加されました。
コマンドラインオプションを利用したい場合はプロファイルのコマンドラインオプションに入力することで利用出来ます。
参考:
コマンドラインまとめ
CNSチェッカー
cnslint:2014/07/13 公開が停止されています
サクラエディタからCnslintを起動する方法
・設定&実行
ツール
→外部コマンド実行(初期設定ならCtrl+F5でも可)
→名前の欄にCnslintのフルパスを入力(名前欄の右下の四角をクリックでファイル選択可)
→フルパスの後ろに半角スペースに続けて&fと入力する。例「D:\tools\cnslint\cnslint.exe $F」
→「実行」を選択
なお、「標準出力を得る」にチェックマークが付いているとサクラエディタで、
ついていないとコマンドプロンプト画面(普通に使った時と同じ)で結果を表示。
・新たなショートカットキーの割当
設定→共通設定(Ctrl+6)→キー割り当て
「割付」を忘れずに。
UnEditorでCnslintを起動する方法
・設定
ツール
→他のソフトで開く
→「他のソフトで開く」メニューの設定
→追加の左の四角ボタンからCnslintを指定して追加を選択、またはドラッグアンドドロップ
→閉じる
・起動
→ツール
→他のソフトで開く
→設定したファイルを選択
・ショートカットキーの割当
ツール
→動作設定
→キー割り当て
→「ファイル(F)」から「ツール(T)」へ
→選択して割当
Notepad++などでも可能。